無知無垢妹系ボクール de 縦書き

まった男彼の受難は始まったばかりだ  その日から両家公認の恋人同士にされてし な気がする A子あれ
ボク何か間違えたよう
学生の間は避妊だけはしっかりね A母あらあら今日はお祝いね男君 言うな
教えて貰う A子あのね今日は男お兄ちゃんにふぇら あれ
トだったの
いいわね
A母男君いらっしゃ今日はデ  A子に促されてA子宅の玄関を抜ける
A子うんきてきて んじゃそうするか それがベストの選択だと思う  まぁ危ない雰囲気にならなければいいんだ 兄ちゃんそこでいい
A子ボクの家には誰もいないよ男お か分からないしどうしようかなぁ 他に人がいる所だと誰に話を聞かれる 危なくてA子を呼べもしない  かといって俺の家は母親がいる時間帯だし 場所にでも行かないと大変な事になる  しかしA子のよく通る声だと誰もいない
っぽいと言われるんだ  昔からの癖なんだがそういう仕草が子供  こくこくと頷くとA子は両手で口を押さえる 教えるから少し黙ってろ あまり大きな声でそういう事を言うな 喜ぶ事をしてあげたい A子じゃぁ教えてボクは男お兄ちゃんが 非常にヤバイ  慌てて前言を撤回するそんな事されたら 抜け落ちてた記憶が元に戻った
待て思い出した
今サクっと
お母さんに聞いてみようかな A子お兄ちゃんが知らないんじ ここはシラを切り通すのが得策に思える 知らない 男お兄ちゃんも知らないの
A子ボクは教えて欲しいんだけど
と再三 問いただされる始末 の両親からはいつ嫁に貰ってくれるのか げでA子からはお兄ちゃんと呼ばれA子  幼馴染みとして色
々世話を焼いてきたおか
幼稚さが見え隠れする言葉が飛び出てくる 子として見られるのだが一言話し出すと  口さえ開かなければ冷静で落ち着きのある らずはっきり言って知恵が足らない  ただ問題があるとすれば致命的な世間知 だりする事もない 言われた事はきちんと守るしむやみに騒い  A子はお行儀のいい仔犬のような女の子だ
ちゃんに聞けって 味が分からないって言ったら男お兄 人同士になれるよって言ってる意 A子えっとしてあげれば一気に恋 を両手で塞ぐA子  A子をギロリと睨みつける身を縮めて口 ふぇ たらいいかなぁって二人に相談したら 供扱いするのをやめさせるにはどうし A子あのね男お兄ちゃんがボクの事を子 口を開いてよし な顔でこくこくと頷く  あまり理解したようには思えないが真面目 間違ってもフェラとか言うな分かったな さて説明してもらう事にするが 元に小声で話しかける  落ち着きを取り戻したところでA子の耳
こちらに向けながら小さな両手で口を塞ぐ  A子はこくこくと頷くと犬のような瞳を 言うまで口を開くな 待て今度こそ俺がいいと A子ねぇ男お兄ちゃん 顔を覗き込んでいる り分からないといった表情で息を整える俺の  当のA子はなぜ俺が慌てていたのかさっぱ できないだろう 段だったらA子を片手で持ち上げる事なんて  火事場の馬鹿力とはよく言ったモノだ ないのを確認するとA子を降ろす  大通りから裏路地に走りこみ人通りが少
塞ぐと猛ダッシュで大型書店をあとにした  俺はA子を小脇に抱え空いた片手で口を A子ふぇらしてあげたらボクにも 出口へと急ぐ ど悪人にはなれないのでA子の腕を掴み  この場にA子ひとりで置き去りにできるほ わかったな 俺が本屋から出るまで一切口を開くな
 二人は既に逃亡した後だった 棚に戻しA子の口をてのひらで塞ぐ  手にしていた文庫本を投げ入れるように本 振り向い A子ボクがお兄ちゃんにしてあげれば絶対 の人が動きを止める  静まり返る店内その場に居合わせた全て
けていた  本当に知らないのか静かに無垢な瞳を向 A子ねぇふぇらって何
気持ちいいの
A子に何か悪いこと教え込ん に不自然な態度を取る二人  C子の脇腹を肘で小突くB香あからさま B香いらんこと言うなバカ あってもそれは私たちのせいじゃ C子別に悪いこと教えてないですよ何が B香男先輩後は頼みま 笑いを浮かべじりじりと後退を続けている  二人はいたずらのバレた子供のような苦 A子の友達のB香とC子だ  その中に見覚えのある二人組の女の子がい の視線がかなり痛い  A子の腕を掴み引き剥がすそれでも周囲 A子頬ずり お前何してるんだ
気にせず頬ずりしていた けると近所に住む後輩のA子が周囲の目も  ギギギという擬音を発しながら首を後に向 A子男お兄ちゃんだ  突然うしろから抱き締められる感覚 買っていこうかなぁ  一冊ずつ手に取り内容を確認するこれも で面白いと思う訳者次第なんだけどね 酷評ばかりだが海外の一流作品ばかりなの どもに言わせると読みづらいとか高いとか  本棚に敷き詰められた遅山SF文庫悪友
ぁと思いつつ  何か好みの本でも発売されているといいな いので仕方なく大型書店へ向かう  新年からブルな感情で落ち込みたくはな 外に少ない  しかし独り者の居られる場所と言うのは意 した俺はぶらぶらと街を歩く  折角の土曜日なのにただ一人暇を持て余



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2006-07-09作成
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