「く…… 我を倒すとは腕を上げたな、ハスツゥン」
 地に膝を付けたクー・トゥルーがアタシに負けを認めた!
 この日のためにアタシは生きていたと言ってもいいくらいに……


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


 突然地面が揺れだし、崩れ落ちた筈のクー・トゥルーの目が妖しく光りだす。



「われが このすがたを みせることになろうとは おもいもしなかったぞ
きょうふにふるえ ほろびるがいい」

 満身創痍だったクー・トゥルーが、前触れもなく全回復して立ち上がる。


 え──っ! そんなのってありなの!?
 もう、こうなったら徹底的に叩きのめしてやるんだからねっ!




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© ◆ForcepOuXA


2006-09-29 作成 2006-10-01 更新
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