「く…… 我を倒すとは腕を上げたな、ハスツゥン」
地に膝を付けたクー・トゥルーがアタシに負けを認めた!
この日のためにアタシは生きていたと言ってもいいくらいに……
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
突然地面が揺れだし、崩れ落ちた筈のクー・トゥルーの目が妖しく光りだす。
「われが このすがたを みせることになろうとは おもいもしなかったぞ
きょうふにふるえ ほろびるがいい」
満身創痍だったクー・トゥルーが、前触れもなく全回復して立ち上がる。
え──っ! そんなのってありなの!?
もう、こうなったら徹底的に叩きのめしてやるんだからねっ!